旅道楽マイケルオズの「あの町この味 ひとり旅」

全国各地の旅先で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材などを、旅や飲み歩きのエピソードも交えながらご紹介いたします

2020年05月

今回は、ブログ「あの町この味 ひとり旅」と「ひとり旅で一人酒」のコラボ?として、両ブログに同じ記事を載せてみました(笑)

新型コロナウイルスの影響で、旅行も飲み歩きもできなくなってしまったため、これまで以上に「家飲み」の比重が大きくなっています。もちろん、量が増えたという意味ではありません(苦笑)

「家飲み」の場合でも、出来るだけ旬の味覚や地元の「この味」は、逃さないようにしています。例えば春でしたら、大好物のホタルイカやタケノコ、そして山菜を食卓に並べます。

また、秋に絶対欠かせないのがマツタケです。私にとって超高級食材ではありますが、最低でも年に1度は口にしたい旬の味覚で、出来るならば地元・信州産を選びます。

冬はナマコですね。スーパーで滅多には入ってきませんが、「赤ナマコ」を見つけたら必ず買います。これも逃したくない旬の味覚で、日本酒と一緒ならば「家飲み」でも文句はありません(笑)

でも・・・「早く飲み歩きがしたい」との思いを込めて、新型コロナ終息を願います!
matutake

dozyou
最近は滅多に見かけなくなりましたが、かつて人々の生活圏の中でどこにでも生息していた淡水の生き物といえば「ドジョウ」です。当然、食材としても有効活用されてきました。

ドジョウの料理で、まず思い浮かぶのが柳川鍋です。最も相性のいい野菜のゴボウと一緒に割下で煮込み、卵でとじた東京下町の郷土料理としてお馴染み。卵とじでない「どぜう鍋」もあります。

姿かたちから、あまり美味しそうには見えませんが、想像していたよりも泥臭さはなく、骨まで柔らかく煮ているので丸ごと食べられます。淡泊な身に割下が染みて、酒の肴にもぴったりです。

北陸の金沢市近江町市場では、ドジョウのかば焼きが食べられます。ちょっと苦みがありますが、何となく滋養強壮に効きそうな感じで、こちらも酒と一緒に味わうのが楽しいですね(笑)

amaebi
刺身でなじみの深い食材のひとつに「甘えび」があります。スーパーでよく見かけるので、1年中食べられるという印象が強いのですが、生き物なのでやはり旬がありました。

2019年9月に石川県金沢市を訪れた時、「甘えび祭り」というイベントがありました。「なぜこの時期に?」と思って調べてみると、近海の底引き網漁解禁に合わせて開催していたのです。

その夜、金沢市内の酒場で甘えびの刺身をいただくことができました。この時期の雌は卵を抱えており、プリプリの甘い身と一緒に卵を味わうことができ、旬の味覚を堪能しました。

ちなみに「甘えび」は流通時の通称のようで、学名はホッコクアカエビと言うそうです。蛇足ですが、疫病退散祈願の「アマビエ様」を「甘えび」と勘違いしたのは、私だけではないでしょうね(苦笑)

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blackramen
地域色豊かなラーメンが脚光を浴びていますが、全国各地の様々なラーメンのなかでも、見た目のインパクトが強烈な個性派と言えば「富山ブラックラーメン」をおいて他にはありません(笑)

富山市の西町大喜で食べたブラックラーメンを紹介しましょう。まずは、名前の由来となった「真っ黒に見えるスープ」に度肝を抜かれます。そこにネギが乗り、ブラックペッパーがたっぷりかけてあります。

スープは辛しょっぱいのですが、とくにメンマの塩辛さは強烈そのもの。地元の方が「ブラックラーメンはご飯(白米)とセットで注文するものだ」と言うのもよく分かります。

私の感想はというと、不味いという感じではありませんが「1度でいいかな」とも(笑)ほかにもブラックラーメンを出している店があるので、それも味わってみたいと思います。

西町大喜さんのサイトです

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ichigoni
少し前までは「いちご煮」というと、フルーツのイチゴを煮たものを連想されがちでしたが、グルメブームによって三陸海岸の郷土料理「ウニとアワビの吸い物」だと知られるようになりました。

ウニ、アワビは高級食材の印象が強く、信州に住む私にとっては贅沢な海の幸です。ただ、三陸海岸では身近な食材として親しまれており、それが郷土料理として定着した由縁だと思います。

汁に浮かぶウニが、黄色い野イチゴのように鮮やかなことから「いちご煮」と名付けられたそうです。味は、ウニとアワビですから、絶品であることは言うまでもありませんよね(笑)

私が「いちご煮」を食べたのは、三陸海岸北部の景勝地・北山崎です。東日本大震災以来、三陸海岸には足を運んだことがありません。被災地の訪問を早いうちに実現させたいと思っています。

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