旅道楽マイケルオズの「あの町この味 ひとり旅」

全国各地の旅先で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材などを、旅や飲み歩きのエピソードも交えながらご紹介いたします

2020年06月

mixjuice
関東圏で生まれ育った私は、大阪を旅行するまで「ミックスジュース」の存在を知りませんでした。大阪など関西では一般的な飲み物なのでしょうが、関東では馴染みがありません。

大阪で驚いたのは、ミックスジュースを専門販売するスタンドが駅構内や地下街にあったことです。しかも、ミックスジュース以外は何も置いていないという徹底ぶりです。

数種類の果物、野菜とミルクをミキサーにかけ、紙コップで提供されるミックスジュースは、細かい氷が入っていて意外と飲みやすいですし、ちょっとしたビタミン補給にもなります。

自動販売機やコンビニが普及し尽くし、缶やペットボトル、紙パックと手軽にジュースが買える時代であっても、ミックスジューススタンドは根強い人気を誇っているようです。


takoyakiaizuya
当ブログの大阪シリーズ第1弾は、押しも押されぬ大阪名物「たこ焼き」の登場です。多くの観光客が「大阪に行ったら必ず食べたい」ご当地グルメに押すでしょう。

店によって様々な個性がありますので、ここでは会津屋さんの「たこ焼き」をご紹介します。この店の最大の特徴は、たこ焼き定番と思われていたソース、かつお節がかかっていないことです。

たこ焼きの原型となったラヂオ焼きに、明石市の卵焼きをヒントにしてタコを入れたのが始まりだといいます。味付けはしてあるので、何もつけずにそのままいただけます。

やや小ぶりのたこ焼きは、さっぱりとしていて美味しく、ビールなどアルコールにもぴったりです。ソースやマヨネーズの「こてこて」とは一味違った「たこ焼き」を味わってみてはいかがでしょうか。

会津屋さんのサイトです

今回は、ブログ「ひとり旅で一人酒」とのコラボ記事として書かせていただきます。

酒場でお酒を注文すると、すぐさま出してくれるのが「お通し」です。本格的な注文を入れるまでのつなぎというだけでなく、「お通し」一つでその店の個性や実力が分かります。

最近では凝った「お通し」を出す店も増えています。東京都内のある居酒屋では、目の前にいきなり七輪と串刺しのエビ1匹が出てきて驚いたことがありますが、これも「お通し」だったのです。

一方、大阪の立ち飲み店や大衆酒場では、「お通し」という概念のない店も多数あります。その代わり、保冷ケースの中に小鉢物を用意している場合がほとんどです。

大阪の人に言わせれば、「勘定払うんやから、好きなもん食わせて」という感じでしょうか(笑) 私も基本的には大阪のような「お通し」がないスタイルの方が合っています。

そんなわけで、次のブログからは大阪の「あの町この味」をご紹介いたします。

otoushi

kusaya
日本だけでなく、世界中に「匂いの強烈な食べ物」があります。日本で言うならば、鮒ずしや納豆に代表される発酵食品ですが、今回は「くさや」を紹介しましょう。

「くさや」は、伊豆諸島の特産品として知られています。ムロアジやトビウオなどを長年使われてきた独自の「くさや汁」に漬けては干し、を繰り返す珍味です。

観光客向けに匂いを抑えた「くさや」も作られていますが、それでも初めて口にする人は匂いに抵抗感を覚えます。ですが元々は魚の干物なので、味わいが凝縮されていて結構おいしいです。

八丈島を訪れた時、「くさや」に合う酒ということで島のイモ焼酎を勧められました。このイモ焼酎は、かなり香りが強かったので、「臭いものには臭いもの」という感じだったのかもしれませんね(笑)

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「やきとり」は全国の至るところで食べられる最もメジャーな酒の肴です。鳥肉を使う「焼き鳥」もあれば、豚肉がメインの「焼きとり」、さらに「串焼き」「焼きトン」等、言い方は様々です。

埼玉県東松山市は、全国に名だたる「やきとり」の街として知られています。東松山は、豚肉のカシラを使っているので「やきとり」が正式名称のようで、市内のあちこちに店があります。

東松山流といえば、辛みそをつけて食べるのが定番。唐辛子の真っ赤な色の辛みそは、一見かなり辛そうですが意外と控えめで美味しいです。もちろん、辛みそには店の個性が表れています。

ディープな酒場に行くと、酒類を注文すると問答無用でカシラを焼いて出してくれます。観光客ほぼ皆無という店だからこそ、地元の方々が「やきとり」で楽しく一杯飲む姿が見られるのです。

東松山市のやきとり紹介ページです

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