旅道楽マイケルオズの「あの町この味 ひとり旅」

全国各地の旅先で出会った郷土料理、ご当地グルメ、美味しい食材などを、旅や飲み歩きのエピソードも交えながらご紹介いたします

2020年11月

以前に同タイトルのブログを掲載しましたが、今回はその続編として、大阪で標準的(と私が思っている)な大衆酒場や立ち飲み店での飲み始めについて書きます。

全国の多くの居酒屋では、酒を注文すると「お通し」を出してくれます。ありがたいことが多いのですが、苦手な食べ物を出されてしまった時は困ったりもします(苦笑)

その点、大阪の大衆酒場や立ち飲み店には、「お通し」自体がない場合があります。その代わり、ガラスケースやカウンターに小鉢物をずらりと揃え、注文に応じてサッと出してくれます。

大阪天満にあった大衆酒場では、日本酒の注文と一緒に小鉢物の「ナマコ酢」「クジラベーコン」「タイの子」を頼みました。どれも私の好物で、しかも日本酒にピッタリ。美味しく頂戴しました。

小鉢物は「お通し」サイズで出してもらえるので、飲酒時に小食になる私はありがたいです。しかも、値段は当然ながらお安く設定されており、益々ありがたみが増すというものですわ(笑)

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今回の「居酒屋の肴・あて」は、2019年6月に宮崎県日南市油津の居酒屋「やまもと」でいただいた「メヒカリの唐揚げ」を紹介します。

メヒカリは深海魚のアオメエソの通名で、目が青白く光ることから名付けられました。太平洋側で獲れるようですが、とくに宮崎県沿岸のものは「宮崎メヒカリ」としてブランド化されています。

私がメヒカリの存在を知ったのは、20年以上前に父親が宮崎でメヒカリを食べ、とても美味かったと話していたのが最初です。あまり食の話をしない父親だったので、よほど気に入ったのでしょう。

小魚とは思えないような深い味わいがあり、旨さを閉じ込める唐揚げにすると絶品。油津の店でも、メニューにあったのを見つけ、条件反射的に注文してしまいました(笑)

「やまもと」さんの食べログページです

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今回の「居酒屋の肴・あて」は、名古屋駅周辺の名駅エリア(西口)にある海鮮系立ち飲み店でいただいた「生シラス」をご紹介いたします。

西口から徒歩3分の立呑み「魚椿本店」は、店の外にもお客があふれている人気店です。比較的若いスタッフが、威勢のいい掛け声で接客し、お客さんにも若い人が目立つのが特徴的。

店名のとおり、市場から仕入れたという新鮮な魚がメニューの中心。あまりガッツリ食べたくないときでも、生シラスをはじめ、珍味類が揃っているので安心です(笑)

生シラスは鮮度が命なので、以前はスーパーなどに出回ることがありませんでした。釜揚げとは違い、小魚1匹ずつがプリプリとした食感を持ち、日本酒にピッタリの逸品です。

魚椿本店さんの食べログページです

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今回の「居酒屋の肴・あて」は、一見するとどこにでもあるメニューながら、鮮度と料理法でこんなに美味しくなるのか、という品を紹介します。それは「アジフライ」です。

東京の浅草橋駅北口から徒歩2分という絶好の立地にある居酒屋「むつみ屋」は、外観の見た目からして酒好きを引き寄せます。店内にはブラックボードに書かれた短冊が並び、昭和の酒場っぽさたっぷり。

この店の自慢がアジフライで、目の前で新鮮なアジをさばいて揚げるのです。サクサクとした衣とアジの旨みがマッチして、ビールにもホッピーにも日本酒にも合います。

店内にはテレビもなく、BGMもないという硬派の酒場。楽しそうに語らいながら飲むご常連さんの声を聞きながら、カウンターで一人酔いしれるのも悪くないですね(笑)

むつみ屋さんの食べログページです

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